肩甲骨はがし
肩甲骨はがしとは?
肩甲骨は身体の中心である体幹と上肢をつなぐ大事な支柱です。腕を日々動かすに当たって必ず使う必要のある部位になるのですが、その肩甲骨がデスクワークや学業など長時間同じ姿勢や同じ体勢になったり、運動不足が重なるような日常生活において使用頻度が低い状態でいると徐々に肩甲骨の周りの筋肉が骨にくっついてしまいます。その結果肩甲骨の骨と筋肉に癒着という現象が起きてしまいます。筋肉が固まってくっついてしまうと肩甲骨の動きが大幅に悪化してしまい、それに伴い繋がっている上肢の可動域や動きが悪くなります。そのような癒着してしまった筋肉と肩甲骨の可動域などを元の状態以上に戻す為に肩甲骨はがしという手技がございます。
肩甲骨まわりが固くなる原因とリスク
肩甲骨には多数の筋肉が存在し、動きの数以上に筋肉があるといっても過言ではないです。
そのような肩甲骨を長期間運動不足やデスクワーク作業などによる日常生活において動きが少ない状態でいると癒着という現象が起きてしまい、肩甲骨に伴った筋肉と肩甲骨がくっつき固まってしまいます。固まった状態でいると、動くことによって成り立っていた血液のポンプ作用が滞ってしまいます。血液循環が大幅に低下することにより肩こりや首の辛さの主な原因になってしまいます。その結果肩甲骨周りに栄養がいかなくなってしまい、四十肩や肩甲骨周囲炎、石灰華沈着炎などの肩甲骨から起因する疾患になってしまい、肩甲骨が動かなくなってしまうような日常になってしまいます。
肩甲骨はがしをするメリットとは?
肩甲骨はいきなり動かなくなるようなことはまずないです。日常生活を過ごしているうえで徐々に可動域が狭まってしまい、肩甲骨が動かなくなってしまいます。そこで肩甲骨はがしをすることによって日々可動域が狭まってしまうような状態の肩甲骨や肩甲骨周囲の筋肉に動きを与えていきます。そうすることにより日々少なくなっている肩甲骨の可動域をあげるような要素に加えて、肩甲骨周りから身体の全体に栄養を送るような状態にすることによって、肩コリや首の辛さ、手先までに及ぶ冷え性などの循環系症状を軽減していきます。
常に良い状態の肩甲骨を創ることによって、将来の肩甲骨の症状の予防をするだけでなく、地味な肩こりやたまにくる頭痛のような症状まで防ぐことができるのは肩甲骨はがしのメリットになると考えます。
自分でできる肩甲骨はがし
まず、自分の肩甲骨がどのような状態か知ることが重要です。背中で両腕を組むことができるのか。肩甲骨の代替運動を伴わず真横に90度以上腕をあげることができるのか。耳の横に腕をつけてバンザイの動作ができるのか。背中で両方の手のひら同士をつくことができるのか。まずは試すことが重要です。肩甲骨は極端な話、動かすことができれば大丈夫です。まずイスに座り両腕をまっすぐ前に伸ばします。手のひらを合わせてそのまま左右へゆっくりと体幹を捻っていきます。ここで意識してほしいポイントは頚筋がしっかり伸びているのと肩甲骨の場所を感じながらストレッチをしていただきたいです。1つのストレッチですが継続的に毎日やることで徐々に効果が出てきます。
当院の肩甲骨はがしとは?
本来肩甲骨のストレッチや運動は足のストレッチと違いセルフでやりにくい部位となります。理由は肩甲骨周りの筋肉の多さにあります。1つの動きや多少のストレッチでは伸びる筋肉伸びない筋肉が出てきます。毎日動かしても何か足りないんです。というお声を良くいただくのもそれが原因になります。当院の施術であれば技術や知識を持って患者様の負担がなく必要な場所、やらなければいけない場所を見極めて肩甲骨の筋肉をベストの状態にもっていくことができます。肩甲骨はがしを正しくやることにより患者様自身が気づいていない動作不良なども確認しながら予防、改善につなげる事ができるのが当院の施術をやるうえでの最大のメリットともなります。